■上司の心得、部下の心得■476号【あたなの常識が組織を乱しているかも!?】(上司編)

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    この記事は、メールマガジン『上司の心得、部下の心得』にて発信したものです。
    1つテーマに対して、上司と部下それぞれの視点で考えていきます。
    毎週水曜日12:30に配信しております。
    ご興味のある方は、こちらからお申し込み下さい。
     

    こんにちは、ストレス・マネジメント・コミュニケーション
    NK総研、活き活き組織構築支援コンサルタントの瀬川裕之です。

    今週は、テーマ【あたなの常識が組織を乱しているかも!?】
    上司編をお送りします。





    部下に対して、

    「そんな事、常識だろ!!」
    「そんな常識も知らないのか!!」

    と、思わず怒鳴りたくなったことのある方も多いでしょう。
    (実際怒鳴ったことのある方も・・・)

    私のクライアントでも、多くの方が
    世代間の常識の違いに頭を抱えています。


    常識と言うのは、万人が常に認識すべき事で、
    誰もが知っている、判断できる事を前提とする事で、
    潤滑な人間関係が築けたり、
    意思疎通が図れると言うものです。


    そう考えると一つの矛盾が生まれます。

    “万人が認識していない常識!!”

    常識とは万人が常に認識していることなのに、
    常識が異なっているとは
    万人が認識していないわけで、
    それはもはや常識ではないと言うことです。


    つまり、特に組織内で言われている
    世代間の常識の差異とは常識ではないのです。


    まず、このことをハッキリと認識する必要があります。

    いくら自分が常識だと思っていても、
    周りがそう思っていなければ常識ではありません。

    確かに以前は常識だったかもしれません。

    しかし、そんな常識も時代とともに変化しています。

    常識とは常に変化しているものであり、
    新たに多くの人が認知することで、
    今までの常識は非常識になり、
    新しい常識に取って代わります。


    そう言うと、

    「本質は変わることはない!!」

    と言う方がいます。


    そのことに関しては私も同感です。

    しかし、そういう人に限って目的と手段がごちゃ混ぜになっており、
    その手段にまで本質論を持ち出します。

    企業活動において、
    活動のほとんどは“手段”です。

    企業活動における常識とは
    成功体験の積み重ねに過ぎません。

    その成功体験が今問われています。

    つまり、今までの常識では
    勝ち抜けないことが増えてきたのです。


    残業や有給休暇の取得一つ取っても、
    まだ過渡期ではありますが、
    その常識は大きく変わりつつあります。

    ニワトリとタマゴかもしれませんが、
    有給休暇の取得率の高い企業の方が
    企業競争力が高いというデータを見たことがあります。


    4月に新年度を迎え、多くの企業から
    “イノベーション”と言う言葉が聞かれました。

    そして、「常識を打ち破って・・・」とも。


    それらの意味するところは、
    常識が企業の成長の足を引っ張り、
    常識と言う名の思い込みに縛られてしまっている人が
    如何に多いかと言う事です。


    人は「それは常識だな!!」と思った時点で、
    その事柄についての思考は停止します。

    それは変えられない、
    変わらないものだと思っているからです。


    まずは自分自身の中に
    どのような常識があるかを知ることです。

    そして、それを疑ってみて下さい。

    意外と今にそぐわない常識に
    縛られているかもしれません。

    また、それに甘えているかもしれません。

    しっかりと振り返ることで、
    本質が浮かび上がってきますよ^^


    今週はこの辺で・・・


    ◆今回の心得◆

    常識が変わっていることに気が付かないことが常識になっていませんか!?


    活力のある組織は強い!!
    『活き活き組織構築プロジェクト(活プロ)』
    http://www.nksouken.com/iskp.html

    ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
    【編集後記】

    私は組織内の常識や習慣を“当たり前レベル”と呼んでいます。

    企業にお伺いして“当たり前レベル”がよく分かるのが、
    「挨拶」と「会議」です。

    この二つで、社員のモチベーションや組織のコミュニケーション状態、
    マネジメントスタイルが見えてきます。

    挨拶と会議のレベルを上げられれば、
    組織全体の“当たり前レベル”は必ず向上します。

    そのためには根っこの部分をしっかり把握し、
    確実に変えていかなければなりません。

    表面だけを改善しても、本質は何も変わりません。

    しかし、表面に目が行ってしまう。
    そこが組織改革の難しさなんです^^


    今週も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
    そして、また次回もぜひお読みください!!

    今週も笑顔の1週間でありますように!!

    ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

    JUGEMテーマ:ビジネス


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