『変革のための(現状把握と目標設定)コミュニケーション研修(管理職編)』
【ご依頼内容】
社内コミュニケーションをもっと向上したい。
組織間、上下間で情報共有ができ、意思疎通できる体制を構築したい。
特に悪い情報を正直に迅速に伝達できる仕組みを作りたい。
【現在の状況】
以前に研修会社に依頼して2日間のコミュニケーション研修を社員全員に対して数回に分けて実施しました。
研修後しばらくはコミュニケーションが良くなったように感じていましたが、2〜3ヶ月すると元に戻ってしまい、現在は研修前よりも組織間、上下間に壁があるように感じています。
特にマネジメント層と現場が表面上は計画のための会議等を行い、情報共有はできていると思っていましたが、実際の業務の内容と結果から見ると計画段階で現場の状況や意見が反映されていなかったり、上からの意思が十分に伝わっていなかったり、現場の状況に応じた臨機応変な対応も不十分です。
報告書等の仕組みも十分に機能しておらず、情報が遅れることで選択肢も限られてしまい、管理職が対処に追われる状況です。
【今回のご提案】
事前の打ち合わせの結果、
今回はまず管理職対象に以下の3つのポイントを中心に研修を行うことにしました。
3つのポイント
1、ビジネスでのコミュニケーションの理解
2、コミュニケーションしやすい環境の構築
3、現状把握と改善(成長)目標を定める
研修ではロールプレイングとワークを多く取り入れ、
自己のふりかえりと自己研鑽の必要性を認識してもらい、
今後の改革(成長)目標を設定していただきます。
【研修対象】
リーダー・管理職(次期を含む)
【研修の目的】
・コミュニケーションを向上させるための改革(成長)目標を設定する
・管理職がコミュニケーションしやすい環境づくりを行えるようにする。
・自己変革の必要性を認識する。
【研修の狙い】
・理解していると実践できていることの違いを知る。
・ビジネスにおけるコミュニケーションの違い、重要性、必要性を知る。
・自分達のありたい姿を自分達で作り上げる。
【研修内容】
・時 間:2日間(6時間/日)
・場 所:貴社 会議室
・受講者:リーダー・管理職(次世代を含む) 26名
※ 1グループ4〜6名で組織別にグループ分けを行う。
※ 同じ組織でなくても関係、距離が近い組織でもよい。
【カリキュラム】
1、オリエンテーション
1)本研修は成長のスタートである
2、なぜ今コミュニケーションなのか
1)コミュニケーションレベルの低下
2)ストレス社会
3)要求レベルの高まり
4)あいまいに逃げていないか
3、そもそもコミュニケーションとは何か
1)お互いが理解する
2)ビジネスのコミュニケーションは同じではない
3)ビジネス・コミュニケーションの目的
4、コミュニケーションの基礎(ロールプレイング:3名1組)
※ここではコミュニケーションの落とし穴を体験
5、コミュニケーション能力を発揮するには
1)コミュニケーション能力は持っている
2)能力にフタをする3つの要素
3)心を開放するアサーション
4)2つの目的を持つ傾聴
6、アサーション(ロールプレイング:3名1組)
※ここではお互いを尊重する意味を体験
7、傾聴(ロールプレイング:3名1組)
※ここでは傾聴の難しさを体験
8、現在のコミュニケーション状態(ワーク:グループ別)
1)自己分析
2)組織や環境分析
9、コミュニケーションのありたい姿(ワーク:グループ別)
10、ファシリテーションのついて
1)ファシリテーションの目的
2)ファシリテーションに必要なスキル
3)4つのプロセス(リーフ・プロセス)
4)3つの視点
11、フィッシュボーン(ロールプレイング)
※ここではファシリテーションの難しさを体験
12、ファシリテーションのありたい姿(ワーク:グループ別)
13、これからの改革(成長)計画(ワーク:グループ別)
1)今回の研修で分かったこと
2)これから自分が変わること
3)これから組織で実施すること
14、グループ発表(グループ別)
15、これからの変革に向けての取り組み方
【実施内容のポイント】
知識の習得ではなく、現状を把握し将来のためにどう成長するかを考える。
理解していることと実践できることの違いを認識する。
・ ロールプレイングで実践の難しさを体験
・ ワークではふりかえることで現状把握を行い、
これからの自分たちのありたい姿を描き、
将来にむけての具体的な実行計画を作成する
本研修は知識の習得ではなく、現状をふりかえり、自己研鑽の必要性を認識し、
これからの変革(成長)を自ら具体的に描いていくことに重点を置いています。
【受講後の一言感想】(一部抜粋)
・どう行動すればよいのかが明確になった。以前は周りの悪い部分ばかりに意識が行っていた。
・能力がないのではなく、能力を発揮できていないということがよく分かりました。
・普段のコミュニケーション以上にビジネスでのコミュニケーションの難しさが理解でき、気を使う必要がある。
・すぐに仕組みに頼ってしまう弊害に注意していきます。
・今回作成した改革計画を必ず達成します。
・ありたい姿と言うのが新鮮で、自分達の想いが出せてよかった。組織内でも目標設定に活用したい。
・まずは自分たちが頑張って変えていくので、一般職にも学んでほしい。
・業務効率や業務品質、決断の質を上げるためにはコミュニケーションをベースとした情報共有が必要で、常に鮮度のいい情報にアップグレードするために頻度を増やす必要がある。
・会議の時短を行うためには、まずはスキルを上げ、環境づくりが必要。
・自分ができていないことが分かった。
・傾聴は必要だとは思うが、時間的な余裕がなく現状は難しい。
・普段のコミュニケーションが結局会議やミーティングの効率化に繋がるのが分かった。
・ファシリテーションの進め方が初めて分かった。
・以前研修を受けた後、コミュニケーションが悪くなった理由が分かり、自分自身も謙虚に受け止めることができた。まずは普段の挨拶や指示の仕方、受け答えから変えていきたい。
・部下を甘やかす方向にもなりかねないとも思うが、結果を出すための手段としてまず自分達がしっかりとやるべきことはやっていきたいです。
【今後のご提案】
・今回の研修で作成した改革(成長)計画のフォロー
1)実施相談会(1ヶ月後以降、定期開催)
2)成果(進捗)発表会の実施(3ヶ月または6か月後)
・一般職へのコミュニケーション研修
今回同様に知識の習得ではなく、自分達がどう成長していくかをテーマに
1)コミュニケーションの基礎とアサーション研修
研修はあくまでも知識の習得と気づきの場であり、
実際職場に戻って、現状を認識し、知恵を出し、行動するためのスタートです。
結果を出すためにも研修後の継続的な刺激が欠かせません。
それが”当たり前のレベル”を上げることであり、
強い組織づくりに繋がります。
その考え方を本書にまとめております。
ぜひ、本書をご参照ください。
以上
NK総研 代表 瀬川裕之
JUGEMテーマ:ビジネス
- 2018.08.03 Friday
- 社内研修実施事例紹介
- 12:00
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- by NK総研/瀬川裕之